定年退職しての開業が多いから。社労士は儲かる仕事なのかもしれない

公開日:  更新日:2019/08/15

社労士は食べていけるのか。

みんな関心があると思います。
「社労士 平均年収」というキーワードで検索すると、たくさんのサイトが引っかかります。

厚生労働省の賃金構造基本統計調査によるデータが多いですね。
平均年収は500万~600万円(平均年齢40歳前半)としているデータが多いです。

同年代の平均より多いそうですが、それは当たり前。
会社員なら資格手当が出たり、専門部署に配属されるから多くて当然です。

これらはあくまで「賃金」、そう会社員や事務所勤務の社労士さんの年収です。
みなさんそんなデータ、別に知りたくないですよね。

知りたいのは、「独立開業してどれくらいもうかるのか?」ですよね!

独立して食べていける社労士は、たぶん高年収なはず!

独立開業した社労士の年収は、はっきりとしたデータがありません。

受験機関(予備校)や全国社労士会連合会などが公表していますが、参考程度に見ておきましょう。

受験機関によると、少し前のデータで年収1,000万なんていう数字もありますが、真に受けてはいけません。
10年くらい前まで社労士の世界は「助成金バブル」。
「御社も政府から助成金受けられますよ」のひと言で、バンバン仕事が取れました。
その頃は、本当に年収1,000万円を超える社労士の先生がたくさんいました。

だいたい生徒を集めたい受験機関が、「この仕事はあんまり儲からないよ」なんて言うはずがありません。

全国社労士会連合会で行っているアンケートでは、600万円~700万円くらいでしょうか。
このアンケート、私のところにも回ってきますがあくまで任意。
自信がある人ばかりが答えているんじゃないの?と思っていました。

開業登録の二極分化? 若い人か定年退職者

県会から届く会報を見ていて思います。

毎月のようにいる、「定年退職して第二の人生を社労士で」という新規入会者さん。
開業登録する人の半分近くが定年退職者じゃないでしょうか。

「半分」は言い過ぎですが、それくらい多いってこと。
もちろん現役時代以上に稼ぐ人もいるんでしょうが、そうでない人も多いはず。

  • 定年しても社会とつながっていたい
  • 老後は資格を生かして年金ボランティアに
  • 少しの収入で年金の足しに

そしてそんな方は、年収アンケートにもニコニコ答えるはずです。

何で分かるかって?

私がそれを目指しているから。
そして私も稼げないけどアンケートには答えるから、です。

そうして考えると、アンケート結果の平均600万円~700万円!?
定年退職しての開業社労士さんが、大きく平均を下げているはず。

稼げる社労士って、すんごく稼いでいるのかもしれません。

二極化の片割れ、若者は?

独立開業やフリーランスは、だれにでもできるわけではありません。
向き不向きがあります。

若い方が多いのは、ダメでもやり直しがきくからでしょう。
個人事業主に向いていない、稼げない、となったら就職すればいいのだから。

稼げる人と、稼げずにあきらめる人の比率は知りません。
でも稼げるならば、すごく儲かるのかもしれません。

私は、独立開業している社労士の先生を5人くらい知っています。
みんな、いそがしそうにしていましたけど、儲かってもいそうでしたよ!


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