開業準備中の失業手当に未練たらたら。私はカッコつけ続けられるのか

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「定年退職したら開業します!」とか「いやいや早期退職するかも」とか、いつもグダグダ言っている私ですが、たぶん定年を迎える前に退職する予定です。

「たぶん」とか「予定」とか、あいかわらず煮え切らない言い方ですが、「予定は未定」、「一寸先は闇」ということで勘弁してくださいw
そもそも何年かの誤差ですから、どちらに転んでもそんなに変わりはありません。数年後にはどうなったか分かるでしょう^^;。

いずれにしても楽隠居を決め込むほどの余裕はありませんから、サラリーマン生活を終えたら社労士として独立開業することだけは確実です。

その後、食べていけずに必死で再就職先を探す可能性は否定できませんが^^;

退職したら即起業。武士は食わねど高楊枝!

失業手当(本名:雇用保険の基本手当)は、「求職者」に対する給付です。

求職者というのは読んで字のごとく、「職を求める者」です。
求職者には就職しようとする意欲、「労働の意思」が必要です。
つまり就職する気など1ミリもない私なんかは、本来受け取ることはできません。

この失業手当、昔は起業しようとする方は全くの対象外でした。
しかし今では起業を後押しする政府方針なんかもあって、「求職活動中に創業の準備・検討をする場合」も給付対象になりました。

ということは、「開業準備」をしながら「求職活動」もすればいいわけです。
不正受給するわけにはいきませんので、しっかりとした理論武装が必要です。

  1. 起業するつもりで退職。でも会社に不満もあるから他にも退職理由はある
  2. 開業準備を始めるけれどうまくいくかは分からない。だから再就職先も探す
  3. そんなにうまい就職先など見つからない。だからやっぱりめでたく起業
  4. 再就職手当を申請

半年以上かけて失業手当をもらったら、二度と働けない身体になってしまいそうです。
そこで早めに起業して、安定した仕事に就いたと認められたら、失業手当の支給予定額の70%が「再就職手当」として支給されます。

70%・・・これはデカい。
できればぜひ欲しいけど・・・。

開業準備はサラリーマン時代に終えておかなきゃ!

ぜひとも欲しい「再就職手当」ですが、残念ながら私が受給することはないでしょう。

離職票を受け取って、いろいろ手続きをして、再就職手当の条件を満たす開業までに、最低2か月はかかります。
2か月の空白期間を終えて働き始めることができるほど、私は勤勉ではありません。
たぶん、ダラダラとした生活を続けてしまうでしょう。

以前転職したときも、金曜日まで前の会社で働いて、翌週の月曜日から新しい会社に行きました。
私の怠け癖や意志の弱さは、だれよりも私が一番知っています。

それに本当に起業しようと思うなら、サラリーマン時代から開業準備するでしょう。
退職したら、すぐに事業を始めなきゃ居ても立っても居られないでしょう?

私程度の、軽い覚悟で起業を考えている者でさえ、こんなもんです。
たぶん、これがふつうです。

起業して再就職手当をもらえるのは、就職先を探している方が独立開業した場合です。
個人事業主として企業と業務委託契約を交わし、常駐で働くパターンなどもあります。

決して開業するために退職する人のためではありません。

社労士として、自ら体験するチャンスなんですけどね。

私は以前の転職でも、次の仕事を見つけてから会社を辞めました。
ですから求職者として、ハローワークに行ったことはありません。

雇用保険の説明会や失業認定、一度体験してみたかったな。
いろんな手続きもしてみたかったな。

社労士としては、「武士は食わねど高楊枝!」なんて言いながらやせ我慢するよりも、せっかく国が用意してくれている「再就職手当」なんかの制度をうまく利用した方がいいのかな?
それに、失業手当の支給予定額の70%・・・

こうやってグズグズしている私は、決して「武士」とは呼べませんね^^;


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