定年後どうするの?「社労士事務所でも開くよ」と言える幸せと不安

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50歳を超えると、定年後のことを聞かれることが多くなります。

「君の会社は60歳定年だっけ?」
「再雇用? それとも再就職?」

人付き合いが苦手で、知り合いも友達もほとんどいない私でも、月に一度くらいは必ず聞かれます。

ふだんは社労士であることを隠して、会社勤めをしている私です。
会社の同僚から聞かれることが、ほとんどですけどねw

定年後は「客の来ない社労士事務所」を開いて、のんびりするのが私の夢です。
だから、いつもこう答えます。

「しんどいから、再雇用も再就職もしないよw」

そうしたら、みんな真顔になって説得してくれます。

「定年しても、年金がもらえるまで5年もあるんだよ!」
「何もしなかったら老け込むよ? ヒマだよ? ガマンできないよ!」

大丈夫ですw
私には、ちゃんとプランがありますから。

・・・プランはありますが、よくよく考えると全然大丈夫じゃありませんね^^;

「定年後は社労士事務所でも開くよ」・・・聞こえだけはいいですが

私が社労士資格を持っていることを知っている人も、何人かはいます。
その人に「定年後は社労士事務所を開く」と言うと、簡単に納得してくれます。

どう思っているんでしょうか。

  • することがある
  • 仕事がある
  • 食べていける

こんなところでしょうか。

はい。
どれも間違いではないけれど、正解でもありません。

事務所を開いただけでは仕事は来ない

正確には、こういうことです。

  • することがある=「無職ではない」

確実なのは、これだけなんですよね。
することがあるだけ幸せなのかもしれませんが。
でも、開業しても仕事がなければ、結局ヒマですから一緒かな?w

  • 仕事がある・・・じゃなくて、がんばって営業しなきゃ
  • 食べていける・・・ではなく、仕事が受注できたら収入があるだけ

がんばって営業して、もしくは社労士会の紹介に応募して。
単発の仕事が受注できれば、収入につながります。

ハローワークで短期のバイトを探すのと、どちらが大変かな?

もっとがんばりにがんばって、顧問契約とか講師の口とか・・・。
そうすれば、継続して収入が得られますね。

ふつうに再就職する道も狭いけど、どっちが厳しいのかな?

勤めている会社に定年後再雇用で残ることが、一番易しそうですねw

儲からなくていい。ヒマでいい。だから私は事務所を開くw

安定した収入だけを考えたら、今いる会社で定年後再雇用してもらうのが一番です。
気軽に開業なんかしてはいけません。

私ですか?

退職金と蓄えと、少ない収入だけで細々生きたいから開業しますw
65歳までがんばれば、年金が入りますからね。
最後の手段として、年金の繰上げ受給なんかも視野に入れますよ。

なんたって、社労士ですからw

会社のみんなとワイワイしていたい方も、開業なんかしてはいけません。
事務所でひとりぼっちは、さびしいですよ。

私は人付き合いのわずらわしさより、さびしさの方が全然マシですw
だからやっぱり開業しますよw

人付き合いが苦手だから、営業しないだろうな。
営業しなきゃ仕事は来ないから、ヒマだろうな。
儲からないだろうな。

定年後はどうするの?って聞かれたら、心の中でこう答えます。

「儲からない社労士事務所でも開きますよw」


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