華麗なる一族の末裔にして、神童と呼ばれた天才少年のなれの果て
地方の田舎町、○○県○○郡○○町「××」といったところでしょうか。
この「××」、字(あざ)なんていうのも付いたりしますが、
だいたいは10件くらいの集落です。
その10件くらいの集落の中で、町会議員を出したり、都会に出て立派な職業についたりしている家があると、一目置かれたものでした。
そんな一族の末裔として生まれた子。
親戚には、議員さんや学校の先生、東大出や地元の名士さん、いっぱいいました。
でも、しょせん田舎でのお話です。
田舎の町会議員なんて、手を挙げる人もいなくって、持ち回りだったりしますもんね。
でもその子自身は、小学生の頃にはみんなから「天才」と呼ばれていました。
小学校で行われた知能テストは、学内で一番でした。
迷路を解いたり、同じ図形を選んだり。
その子にとっては簡単な問題ばかりです。
ふだんは口も聞いたことのないクラスメートがいきなりやってきて、
「さっき返してもらったテスト、○○くんは何点だった?」
と鼻息も荒く、聞かれたりもしました。
鼻息の荒かったクラスメートくんは、その後私立中学に進み、東大に入ったと風のうわさに聞きました。
高校生の頃だったかな?
実力試験の結果が学内に張り出された日、にこやかな笑顔で話しかけられました。
「○○くん、今回はやられたね。でも次は負けないよ!」
だれだ君は? 会ったことあったっけ。
小さな田舎町でのお話でした。その子も今では、ふつうに生きていますよ!
その子のその後?
さあ、どうなったんでしょうね。
とある集落の華麗なる一族、といっても思いっきり井戸の中の蛙です。
かつて神童と呼ばれた天才少年、といっても地方の田舎町での話です。
早熟だっただけなのかもしれません。
都会基準では「ふつう」だったのかもしれません。
頭の良さを鼻にかける、きっと嫌な奴だったんでしょう。
結局ひとりぼっちで、さびしい少年時代を送ったんでしょう。
ひねくれもしたでしょう。
人生のレールから、外れかかったりしたかもしれませんね。
がんばってると、いいことがありますよね
そんなひねくれた嫌な子でも、生きていかなくてはいけません。
大人になって、ひねくれた考えを押し込めて、素直なふりくらいはできますね。
もともと頭は良かったのですから・・・。
上手に社会に溶け込んで。
上手に人付き合いもして。
上手に生きていけますね。
でもやっぱり、人付き合いは苦手だな。
人付き合いが苦手だから、人とは付き合わずに生きていきたい。
たぶん、そんなことを考えているんでしょうね。
別に私の話じゃないですよw。そんな人もいるんだなってお話でした
こんな記事を書くなんて、私も疲れているのかな?
最近、まじめな社労士記事ばっかり書いているから、たまにはいいですよねw
ここは、あまり人の通らない田舎道。
好きな時に、好きなように、好きなことを書きますよ!
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