社労士としての実務経験を積む方法?・・・がんばるしかないな
社労士は、どちらかというと独立開業する資格です。
平成30年7月末日現在の社会保険労務士会員数
(月刊社労士 2018年9月号より)開業登録 23,802人(対前月比 +3人)
法人社員 2,329人(対前月比 +23人)
勤務等☆ 15,356人(対前月比 +20人)
■合計■ 41,487人(対前月比 +46人)
う~ん着実に増えていますね・・・って、今それはどうでもいいかw
中高年サラリーマンの受験者が多いことは、社労士試験の特徴です。
社会保険や労働法令など、会社勤めをしていれば馴染みがあるからかな?
総務や人事などの仕事をしていなくても、勉強を始めやすいですね。
人生のすべてをかけなければ受からないイメージの司法試験なんかと違って、
働きながらでも、十分合格がねらえるからかも。
そして、定年退職後の開業を夢見る方が多いのも特徴です。
(私もそのひとりw)
実際に県の会報誌なんかで新入会員紹介を見ていると、
多い時には半分くらいが定年退職して開業する方だったりします。
>> 定年退職しての開業が多いから。社労士は儲かる仕事なのかもしれない
でも、ふつうに営業職だったり販売職だったりしたサラリーマンが、
「さあて定年退職だ、独立開業するぞ~!」
と叫んだあと、困ってしまうことがあります。
独立開業したいけど、社労士業務なんか全然わからないよ。
実務経験を積みたいけど、どうしたらいいの?
さて、どうしましょうか。
誤解を恐れず言いますね。独立開業するのに実務経験はいらない
「実務経験はいらない」って言いましたが、
社労士登録するための、何らかの実務経験はいりますよ。
開業するために、どこかで社労士業務の修行を積む必要なんてないってこと。
登録に必要な実務経験もない人は、仕方がないので事務指定講習を受けましょう。
>> 事務指定講習は受けない。会社を休むくらいなら、実務をさせてもらう
新米弁護士は、まずは法律事務所に勤務するイメージがあります。
ひととおりの仕事を覚えてから独立するのが一般的なのかな?
でも社労士には、そんな徒弟制度みたいなものはありません。
弁護士の徒弟制度も、司法制度改革で破壊されたと言われていますが、まあいいかw
社労士事務所に勤務しながら資格を取る方も、確かにいらっしゃいます。
でもほとんどの方は、社労士とは関係のない職場で資格を取って、
いきなり実務経験ゼロから開業しています。
(少なくとも私の知る範囲ではw)
人事総務の仕事をしながら資格を取ったなら、そのまま勤務社労士で活躍するみたい。
社労士業務自体は、がんばればだれにでもできる・・・たぶんw
私は幸いにして、勤めている会社で多少の実務経験が積める立場にあります。
役所に提出しなければならない、わけのわからない面倒くさそうな書類の数々が、まわりまわってやってきます。
高年齢者・障害者雇用状況報告書や助成金の申請、就業規則に労使協定届・・・。
でも、はじめて見る書類でも何とかなるものですねw
書式やひな形なんて、ネットでいくらでも手に入ります。
わからないことは、役所に聞けば丁寧に教えてくれます。
労基署に労働局、年金事務所にハローワーク、
みんなみんな、とってもやさしく丁寧に、重箱の隅をつついてくれます。
適当に書いたところには、これは不自然じゃないですか?ってツッコんでくれます。
「記録がなかったので平均を取って・・・」と、しどろもどろに受け答えしてると、
交渉力も鍛えられますw
要は、やっているうちに少しずつ身に付きます。
わからないことは、「確認して折り返し連絡します」って素直に言いましょうw
ミもフタもありませんが、がんばるしかないってことですね。
調べてみても、いいアイディアはないよ
ネットでもいろいろ調べてみましたよ。
- 社労士事務所に就職しよう・・・基本あるのは事務員募集、もしくはパートナー
- 修行させてもらえる事務所・・・ない! コネや知り合い以外は無理!
- 企業の人事部に就職しよう・・・普通の就職活動と一緒。ハードルは高いな
- なんとか雇ってもらえても・・・全てを経験したい? 何年あっても足りないよ
- 実務経験を積んだとしても・・・仕事の依頼が来なきゃ意味がない
まとめてみると、こういうことですね。
独立開業するならば、
実務経験よりまず営業!
がんばって仕事を受注して
実務で経験を積みましょう
きびしい世界ですね(←まるで他人事(ひとごと)w)
えっ? 私ですか?
社労士の本業はきびしそうだから、副業でがんばろうかな。
>> 社労士の副業あれこれ。本業で稼げないなら、がんばるしかないかな
このブログのサブタイトル、「少ない力で小さく稼ぐ」を目指しますよ!
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