事務指定講習は前年合格者の約6割が受講・・・そんなにいるの?
月刊社労士が届きました。
毎月のこととはいえ、わりと楽しく読んでいます。
ブログのネタにもなりますしねw
パラパラとページをめくっていると、
「第37回事務指定講習が終了しました」
ほうほう。
知らない人のために説明すると(←そんな人はこの記事読まないかw)、
社労士試験に合格しても、登録するためには2年以上の実務経験が必要です。
この経験がなくっても、この講習を修了すれば登録できますよ、というものです。
要は、社会保険や労働関係事務などとは関係ない仕事をしている方や、
学生さんや現在職業に就いていない方のための制度です。
そういう実務経験のない合格者が増えるってことは、
いろんな方が社労士試験に挑戦して、合格しているってことですね。
社労士という職業もメジャーになってきたということですね。
しかも、合格しただけじゃなくって、登録しようとしているってことですよね!
よかったよかった。
いい話じゃないですか・・・w
第37回事務指定講習が終了(1,451人が終了)
・・・1,451人!?
えっ!
そんなにいるんですか?
あわてて昨年度の合格者数を確認しちゃいました。
合格者が2,613人ですから、55.5%!
合格者の半数以上じゃないですか!
合格者全員が登録するわけでもないのに?
登録する人に限れば、もっと高い比率になるじゃないですか!
実務経験のない合格者って、そんなに多いんですか。
実務経験がないのに登録する人、そんなにたくさんいるんですか!
今年度が特別なわけじゃない。合格者の6割が事務指定講習なんですか!
社労士試験、私のように総務でも人事でもない合格者は少数派だと思っていました。
総務部や人事部に勤務して、社労士を目指す人
社労士事務所で働きながら、社労士を目指す人
それがふつう・・・でもないんですか?
いや、これは今年度だけのことかもしれません。
またまたあわてて、月刊社労士のバックナンバーを見ちゃいましたよ。
登録社労士なら、全国社労士会連合会のホームページからバックナンバーを読むことができます。
その他登録とはいえ、さすがは登録社労士のメリットが、って今はいいかw
平成28年度の試験合格者が、1,770人
翌年の事務指定講習終了者、1,023人
・・・57.8%!
平成27年度の試験合格者が、1,051人
翌年の事務指定講習終了者が、713人
・・・67.8%!!
そうだったんですか~!
勤務社労士は実務経験を積んでいるはずですから、事務指定講習は受けないでしょう。
ということは開業社労士に限れば、
「試験合格 → 事務指定講習修了 → 祝・開業!おめでとうございます」
という方、きっと多いんでしょうね!
やっぱり社労士に実務経験はいらないな。私の未来も明るいかな?
以前、社労士は実務をしながら経験を積んでいくしかない、という記事を書きました。
>> 社労士としての実務経験を積む方法?・・・がんばるしかないな
社労士には、どこかの事務所に入って経験を積む、という風習はないですからね。
だから私も、たいした経験もないけど何とかなるかな、とは思っていました。
うん、やっぱり大丈夫かもw
実務経験がない所からのスタート、みんな同じですね。
でも、みんな事務指定講習を受けているんですね。
7万円の費用が惜しくって、事務指定講習を受けずに登録した私。
どうだったんだろう?^^;
>> 事務指定講習は受けない。会社を休むくらいなら、実務をさせてもらう
追記:第38回事務指定講習が終了しました
この記事を書いてから1年後。平成から令和にかけて行われた第38回事務指定講習も無事終了しました。
平成30年度の試験合格者が、2,413人
その翌年の平成31年~令和元年に行われた事務指定講習終了者、1,380人
・・・57.2%!
6割ペースが続いていますねw
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